スクールBlog
ちびくろさんぼ
2011.04.18
金曜日4時半のTくんとにちよう10じクラスのYくん兄弟のママMが「ちびくろさんぼ」3部作を貸してくれた。
この一家は絵本が大好きで、発表会ではいつもパパMが何かおもしろい絵本を読んでくれる。次の七夕発表会では何を読んでくれるのだろう。
ハロウィーン発表会ではママとYくんがBrown Bearを読んだ(Yが英語版でママが日本語版「くまさん、くまさん、なにみてるの?」)。
さて、「ちびくろさんぼ」に戻るが、私は岩波の赤い表紙の第1冊目しか持っていない。子どものころ読んでいたのはどこかに行ってしまってない。この赤い本は「ちびくろ」という差別用語が問題になって絶版になる少し前に買ったものだ。
多分、いや、きっと、この絵本を読んだ子どもはだれでもお母さんに「ホットケーキ(pancake)焼いてぇ」と頼んだはずだ。虎がグルグル回ってバターになるなんて何て素敵な話だろう。
借りて読んで初めて知ったことがある。この本には著作権がないこと。それ故に多くの本が出版されていること。
私の持っている赤い本の後半に入ってる双子の弟くん「ウーフ」「ムーフ」が登場する話が改めて2冊目の黄色の本になっていた。内容は全く同じである。弟たちが悪戯サルにさらわれ椰子の木の上に連れていかれてしまう。お父さんにもらった釘と金槌を使って椰子に登るが肝心なところで失敗する。大鷲に助けられて無事家に戻ってくる、という話である。
3冊目の話は…と書こうとして、思い出せない。信じられない。明日になって思い出したら、追加しようっと。
とにかく、「ちびくろさんぼ」は文句なくいい絵本だ。私の赤い本はいつも私のいちばん好きな場所に飾ってある。(^^)/
(後日談)
金曜日に、Tくんが3冊目をもう一度持ってきてくれた。ストーリーはやはり一番複雑であった。ママのMも言っていたが、「わらしべちょうじゃ」のようにどんどんいいものに繋がっていく。
道にころがっていた毛糸をたどっていくとお婆さんが編み物をしていた。お礼にコインをくれた。帰りに道端で古本を売っているお爺さんがいた。「猛獣をおとなしくさせる本」というおもしろい本があった。お爺さんは寝ていたので勝手に読み始めた。起き出したお爺さんに叱られたのでさっきもらったコインで買えるか聞くと大丈夫だった。しかし、その本には最後のページがなく、代わりにカエルをくれた。ポケットに入れて帰ったが、途中で直ぐに本を読み始めた。虎が次々にやってきて本の内容に興味津々である。最後まで読むまで襲うのはよそうと言う。最後がないので、カエルが代わりに話をしてくれた。あんまりオモシロくて虎はゲラゲラ、ガハガハ笑い続けた。そのすきにちびくろさんぼは木の上に逃げた。虎はあんまり笑いすぎて寝てしまった。ちびくろさんぼも木の上で寝てしまった。気がついて下を見ると虎と同じような黒ろ黄色のしまの花が一面に咲いていた。木から下りてよく見ると花が動き出し、やがてミツバチが一斉に花から飛び出してどこかへ飛んでいく。追いかけていくとちびくろさんぼの家まで飛んでいき、お父さんの蜂蜜を入れる鉢にあふれるほど蜂蜜を注いでくれた。お母さんはスコーンを焼いてくれ、みんなでいつもよりずっといっぱいの蜂蜜をつけて食べたとさ。おわり。
そうだった、そうだった。しかし、絵も色もすごくきれいだが、今ひとつ心躍らないのは何故だろう。1作目が強烈すぎるのだろうか。それとも、ストーリーが複雑すぎるのだろうか。スピーチも、英語のレッスンも、簡潔がいちばん!かな。
【以下は自分の記憶のためにウィキペディアより抜粋】
The Story of Little Black Sambo is a children’s book written and illustrated by Helen Bannerman, and first published by Grant Richards in October 1899 as one in a series of small-format books called The Dumpy Books for Children. Sambo is a South Indian boy who encounters four hungry tigers, and surrenders his colourful new clothes, shoes, and umbrella so they will not eat him. The tigers chase each other around a tree until they are reduced to a pool of melted butter; Sambo then recovers his clothes and his mother makes pancakes of the butter.[1] The story was a children’s favourite for half a century until the word sambo was deemed a racial slur in some countries,[2] and the illustrations considered reminiscent of “darky iconography”. Both text and illustrations have undergone considerable revision since.
日本で広く知られるようになった岩波版『ちびくろ・さんぼ』(1953(昭和28年)刊、120万部以上が売れたとされる)も、こうしたアメリカ版の1つであるマクミラン社版(1927刊)に使われていたフランク・ドビアスの絵を用いている(ただし、岩波版では絵のレイアウトなどが、翻訳者である光吉夏弥によって改変されている)。日本でもアメリカ同様にこの絵本には著作権がないとみなされていたため、海賊版が横行し、国内の主要な出版社ほとんどすべてから70種類を越えるいろいろな『ちびくろサンボ』が出版された。
1999年(平成11年)5月には径書房から、『ちびくろさんぼのおはなし[10]』が原著と同じ内容、装丁、タイトルで復刊され、2カ月で8万部を売った。訳者は灘本昌久。また彼の著書には『ちびくろサンボ』擁護の立場に立ってその経緯や差別論に関する議論をまとめた『ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ[11]』がある。灘本昌久の報告によると絶版騒動の際に『ちびくろサンボ』の刊行を批判していた部落解放同盟中央本部のある、部落解放センターの書籍売場にこの2冊が平積みされていたという。
2005年(平成17年)6月に著作権の切れた岩波版(光吉夏弥訳)の『ちびくろ・さんぼ[12]』が瑞雲舎から17年ぶりに復刊され、5カ月で15万部を売った。ただし、岩波版は原作でなく、黒人の人種的特長を誇張で問題になっているフランクドビアスの絵柄[13]を基にした問題のあるものでありこの絵を使ってのちび黒サンボの復活にはロサンゼルス・タイムズ紙をはじめ、海外のメディアは批判的にこの復刊を伝えたが、かつての絶版騒動の頃と違い、国内のマスコミが静観したこともあって、特に大きな問題となっていない。岩波書店はこの復刊を編集権の侵害として抗議したとされている。また、旧岩波版が抱えていた著作権問題は新しい瑞雲舎版でも解決されないままである。 瑞雲舎は、その後も、もともとは岩波版1冊に収められていた、もうひとつのストーリーを別冊にして『ちびくろ・さんぼ2[14]』、ヘレン・バンナーマンによる別の絵本を原作としたストーリーを『ちびくろ・さんぼ3』と銘打って出版。ただし、主人公が女の子から男の子になるなど、内容面はほとんど違う物語といえるくらいに改変されている。
2008年(平成20年)6月、径書房が岩波版『ちびくろ・さんぼ』のもとになった、アメリカ版原書を忠実に再現した『ちびくろサンボ[15]』を出版。岩波版では、サイズなどの規定によって、まるまるカットされたり、切り貼りや左右反転といった形で流用されていたイラストも、原形のまま掲載している。
日本では1988年(昭和63年)に後述する一斉絶版問題が起こり、岩波版を含め、事実上すべての出版社のものが自主的に絶版となり、書店から回収された。一部では、「発売禁止」措置が取られたかのように誤解されているが、出版社による自主的な市場からの撤退であり、発売禁止になったわけではない。日本では言論出版の自由が憲法に明記されており、裁判所の事前抑制として出版差し止めを行うことが理論的には可能なこと(それとて、差し止めが認容されることはまずないが)を除いて、民間、政府が「発売禁止」を行うことはできない。
一斉絶版問題以前には、ヘレン・バンナーマンによる原作そのままを日本語訳したものは出版されないままであった。原作そのものの日本語版が出版されたのは、1999年の『ちびくろさんぼのおはなし』(灘本昌久訳・径書房刊)が初めてである。同じ径書房から英語の完全復刻版も出版されている。

